「背中とケツを打ったぐらい?
ん、ダイジョーブ」

「…良かった…。
本当にごめんなさい。
以後、気を付けます。
ホントにごめんなさい…」


一体、何回謝るんだよ?


彼女は落とした教科書やノートを
急いで拾い上げると
足早に新校舎へと消えた。

何度も振り返っては
頭を下げながら。