ただ…違うのは。 逃げているばかりの俺と、前を向き進もうとするイブ。 独りになろうとも自分で決めたことを成し遂げようとする。 ザアァア…。 さっきと同じように春風が吹いた。 風に散らされた桜の花びら。 そこに…なぜかイブの顔が映って見えた……気がした。 …そうだ。 俺は―――。 俺が本当にやりたいこと……。 それは…――。