真っ直ぐ家に帰る気はさらさらなくて、俺はイブの家を出たあとぶらぶら街をさまよっていた。 けど、なぜか足は昨日イブと出会った公園にむかっていた。 パラパラ…。 咲き誇った桜が風に舞う。 今のままでいられないってことは俺が一番よくわかってる。 ケンカばかりの毎日。 俺には…何もない。 親父のことだって…ホントはわかってんだ。 親父はムリヤリ俺に跡を継がせる気なんてない。 ただ、何もない今の俺を見て一つの道を示そうとしてるだけなんだってことも。