― Summer Drop ―

「ごめん。オレがボール捕れんかったから……。」

頭を下げた。



そんな姿を見たくて、

今日来たんじゃなかった。


そんなことを言ってもらいたいんじゃなかったのに───。




心臓が

ぎゅっと掴まれたように痛んだ。