あたしは脳が停止したみたいに、頭が真っ白になった。 「え……ちょっと」 口から出てきたのはそんな言葉だけ。 ……抱きしめられてる? ……今井さん?今井さんに?! 「あの!い、今井さん!」 やっと脳が動き出したあたしは、必死に名前を叫んだ。 「真依ちゃんさぁ……いちいち可愛いすぎるんだって……。本当……もう隠せないわ」 「えっ……あの」 今井さんは、少し体を離してあたしの目をまっすぐ見た。 あたしはそんな今井さんの綺麗な目に、今にも吸い込まれそうだった。 「俺……真依ちゃんが好きだ」