「はれ? お昼休み? あたし、そんなに寝てたのかなぁ…?」


と言いながらケータイを開いて時間を確認している姜。


なんかさ?
いつもと違う感じがしません?


いつもはもっとアッサリしてるってゆうかカッコイイってゆうか…って感じなのに今の姜は乙女な感じで!!


寝起きだから…?



「…ん。 ……し…!! 榛!!」


ッ!?!?!?


考え事してたから呼ばれていたのに気づかなくて驚いた。


「わ、悪ぃ!!」


少し不思議そうな顔をしつ俺の顔をジッと見ている姜。


ぇ………。


な、なんでしょうか?


つか俺、何かしました??



内心、めちゃくちゃ焦る俺に追い討ちをかけるかのように近づいてくる姜。


ぅわっ!!
ハンパなく五月蝿いんですけど、俺の心臓!!!!!!


てか顔、紅くなってないよな!?


…うん、なってないことを祈ろう………。


にしても………


近い!!!!!!


距離はわずか30㎝ほど。



この距離って…恋人同士くらいじゃね!?


…と一人、心の中で討論みたいなのを繰り返していた。