君となら墜ちてもいいよ?

大学生になれば、ピアスは良いよね?


「でもさ、ルナは大丈夫なの?だって、先生になるんだし…」


「大丈夫だって、髪の毛で隠しちゃうもんっ!!」


「うわぁっ、不良先生だなぁ。けど、そんなルナが好きっ!!」


「キャッ!?」


お店を出ながら話し始めて、歩道に出た時に抱き着いてきた拓海。


は、恥ずかしいってば!!


「それなら、いつでもルナと一緒だね」


「うん…」


公衆の面前で、さすがに拓海も恥ずかしくなったのか、身体を離して、手をそっと繋いで来た。


私は繋がれた手をギュッと握り返す。


拓海とは教育実習で出会って、年下だけれど、今はかけがえのない存在。


君があのタイミングで話しかけてくれなければ…

ずっと後ろ向きだったかもしれない。


夢を諦めていたかもしれない。


例えば、これから何が起きても、拓海とならば乗り越えられる気がするの。


あと一年間は高校生な拓海と、春からは高校教師な私。


君となら堕ちる所まで、
堕ちてもかまわないよ。


大好きだよ、
拓海―――……





【END】