【巡り合わせー1】


ピピピピピピピピ







データを処理し、宇宙船は何回もワープをし続けた。







祐平は、しっかりとその先を見つめ
手に力を入れた!







「待っていろ!
ティナーーー!!!」







力いっぱいに叫び、同時に宇宙船は最後のワープをおこなった。







バシュン!!!!







…………………







宇宙船はある星の上空に姿を現し、そのまま地面に降りてゆく。






窓から外を見ても、夜のせいか様子が全く見えない。







……が、それはすぐに緑が生い茂る、森の星だということが分かった。







「このアマゾンにある熱帯林みたいな森……
間違いない!この星だ!
帰って来たんだ!!!!」







祐平は歓喜の声を上げ、窓にへばり付いていた。







やがて宇宙船は空中から森の中に吸い込まれ、ゆっくりと地上に着陸した