【もう一度会いたくてー2】


そのショックを受けている様を、サラは見つめながら話し続ける。







「……そこで手に入れたのがこれだ…」







先ほど手に持っていた木箱をあけると、中から束になった毛が入っていた。







サラはそれを取り出し、祐平に渡す。








「……それがティナの唯一の遺品ダ…
覚悟を決め、死ぬときに自分の髪を切ったんだろう」







遺品……?
死ぬ……?






聞き慣れない言葉
イヤ
聞きたくもない言葉が、祐平の胸を貫く。




もう動揺し過ぎて、頭がパニックになっていた。







そんなハズはない…
全てを捨て、この星に会いに戻ったと言うのに、
死んでしまったなんて…