診察室から出る。 田島はポッケからケータイを取り出した。 「氷野君、私今から美奈のお母さんに連絡とって来る。 氷野君はどうする?」 「あ、俺は。美奈の病室行って来る。 田島、ありがとう。」 「うん、どういたしまして。」 田島は、携帯を片手に1階のロビーへ向かった。