「誰よあの女!!
 何で悠君と一緒に歩いてるのよ!」
「誰だあの男!!
 何で姫ちゃんと一緒に居るんだ!」

窓にへばり付いて見る男子と女子

きっと、この学校中のクラス中がこうしてると思う

私が目にした光景は姫と悠が一緒に歩いて登校してる
(でも、姫は下を見て少し離れながら歩いてるけど)

春もそれを見てこっちに来た

「どー言う事だよ!!
 姫は男子が無理だったんじゃ!」
「いや、私に聞かないでよ…
 多分事情があるんじゃ…」
「事情が無きゃ一緒に居ねーよ」

言い合ってる私達を見て姫達の知り合いと悟ったクラスの人たちはこっちに来て
「何、あの2人は付き合ってんの?
 知り合いなら知ってんでしょ?」

いや、知らないから言い合ってんでしょ?
言い返したい
なのに、怖くて言い返せない

ヤバイ…
泣きそう…

それを悟った春が
「それがさ~
 わかんないんだよね~。

 だから~、これから問い詰めるから
 あの2人捕まえて来るから!」

極上スマイル出た!!
いつも、あの2人のために使う

2人だけのために…
私には使ってくれないんだ…