いちごの恋～恋した相手は先生～

蘇る新垣先生の言葉…


『お前ら、一緒にいるだけで幸せだって顔に書いてある』



その通りなんだ。


言葉なんてなくても私と新羅はそばにいるだけでわかりあえていたんだ。



「新羅…私、新垣先生のこと、卒業まで好きでいる」


すらすらと言えた自分に驚いた。


「私は、先輩の恋を応援します。私は、いつも自分ばっかりで先輩の気持ち考えていなかった。だから、先輩は私に本当のことを言うきっかけがなかったんだよ」


やっぱり新羅は、私の思っていた通りの結論を出した。


応援する…だなんて。