秘密の鎖



「あははっ、美緒の言ったとおりだ!」


「あんまりいちゃつかないでもらえる?腹が立つな」


莉沙のおかしそうな笑い声と、綾香の黒い笑み。


あ、あはは……


「まぁまぁ、食べよ食べよ。さっきピザの宅配も頼んじゃったんだから」


莉沙がお菓子が山盛りになったテーブルの前に席をすすめてきて、私たちは大人しくそこに座った。

恭しくジュースも注いでくれた。


「ではでは、夕月さんの帰国と二人の再会を記念して!かんぱーい!」


莉沙と綾香が勝手に進めていくままに、私たちも慌ててグラスを合わせた。


炭酸がキラキラ光って、とても綺麗。





そう思えるのは、今私がとっても幸せだから。





みんなに出会えてよかった。



世の中にはいろんな出会いがあるけど、思いもよらない出会いってあるんだね。


いつの間にか、知らないうちに

私たちに繋がってた秘密の鎖。




運命の赤い糸みたいにさ。





これからも、どうかこの鎖が解けることがありませんように。











【end】