「綾香ーー!!莉沙を解放しなさいっ」
バーン!と勢いよく莉沙の部屋のドアを開けると、パーン!と破裂音みたいな音がして、私は固まった。
莉沙が膨らませていた風船が割れたらしい。
ビックリして床に伸びている。
「あれ、莉沙」
無事じゃん。(一応)
「早かったね。さっき友達に配達員のフリして届けてもらったばっかりなのに」
綾香もいる。
しかも綾香も風船膨らませてる。
「な、何してんの二人とも」
大学生が二人してせっせと風船で部屋を飾って……
まるで何かのパーティーみたいに。
テーブルの上にはお菓子とジュースとお酒らしきものもあるし……
「ほんとにパーティ?」
不思議に部屋を見回していると、伸びていた莉沙がむくっと起き上がった。
「そうよ。あんたたちのためのね!」
パチンとウィンクされた。
「私たち……?」
ウィンクは無視して首を傾げていると、急に視界が暗くなった。
両瞼に覆い被さる暖かい…手?
「だーれだ」



