秘密の鎖


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「で、なんでここなの?」


見上げているゲートは約1ヶ月前にも見たことがあった。

風船を持った遊園地のキャラクターが子どもたちに手招きしている。


「デートといったらここじゃないの?」


デっ、デー…


「前と言ってること違いますけど!」


「じゃああれもデートだったってことで」


にこ、と笑う夕月さんに手を引かれて、ゲートをくぐる。



これは前と一緒。



なんて思いながら夕月さんのあとに従う。


前と違うのは、夕月さんと私が恋人同士だってことと、一番に向かった先がジェットコースターじゃないってこと。


手を引かれて着いたのは、ひまわりが咲き乱れる 花園だった。


「わぁ~…」


誰かの詩じゃないけど、

一面のひまわり
一面のひまわり…

って感じ!


「たまにはこういうとこでのんびりするのもいいんじゃないかと思って」


そう言いながら淡い黄色のシートを取り出し、ひまわりに囲まれた芝生の上に敷いた。


靴を脱いでその上にあがり、バスケットをでん、と真ん中に置いた。