秘密の鎖


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やっと今日の全てのコマが終了し、私と莉沙は疲れて机につっ伏していた。

絢香はというと、バイトがあると言って授業終了のチャイムと共に風のように去っていった。


さすがは英語強化クラスなだけあって、一日5コマあるうちのほとんどのコマは英語で埋まっていた。

今日は国語や数学は一コマずつしかなかった。


夕月さんはどうやら英語担当みたいで、私たち英語強化クラスに入り浸りだった。


私としては、今までより夕月さんといられる時間が増えて嬉しいんだけどね。

でも、二人ってわけじゃないし、それに……



「宮島先生っ、こことこことここがわかりませ~ん」


「私も!あと、ここがわからないの!」


「ごめん、俺の教え方が下手だからだね。もっとわかりやすくできるようにするよ」


「違います!先生は悪くありません」


「そうです、私達が先生に見とれて授業聞いてないのがいけないんです~!」


やっぱり夕月さんには帰り際になっても質問という名目で女の子達が群がっていて、近づこうにも近づけない。