「もう!
だから昨日早く寝なさいって言ったでしょ?」


お母さんは怒りながら牛乳をくれた。


「露木が悪いんだよ!?
あんな時間にゲームしてるから!」


露木はニヤニヤと笑っていた。


「姉ちゃんが一緒にやるって言うからいけないんだろ?」


「露木が誘ったんでしょ!?」


私達が言い合っていると、お母さんがテーブルをバンと叩いた。


「良いから早く食べなさい!!」


私と露木は顔を見合わせて、頭を下げた。


「「すみません…」」


お母さんは絶対だ…


可愛い顔してるくせに、逆らうと本気で怖い!


「露木、あんた学校は!?」


朝からテレビを見ながらまったりしている弟に、八つ当たり気味に叫んだ。


「小学校は明日からー♪」


こいつ…


って喧嘩してる場合じゃなかった!