女の先輩に囲まれてニヤニヤしてるし…


好きだって自覚しちゃうと腹立つなぁ!!


ちょっとはコッチ見ろ!!


私から念が出たのか、急にオミが私を見た。


ひやぁ!!??


私は慌ててオミに背を向けた。


そっと振り返ると、すでにオミは先輩達と笑っていた。


はぁ…


素直じゃないなぁ、私(T-T)


落ち込む私の後ろを、リオさんがクスクスと笑いながら通り過ぎた。


…完全に楽しんでる(T-T)


リオさんは絶対にドSだ!!


「そろそろ時間ね…
会長、私達そろそろ劇の準備に行きます。」


蜜柑が時計を見ながら言った。


「そうね…
皆、ご苦労様♪
すごく助かったわ。
最後の舞台、頑張ってね♪」


リオさんが優しく微笑むから、クラス男子の目がハートになった気がする。


「よし、ラスト頑張るぞー!!」


徹まで張り切ってるし…


うわぁ、早苗が怒ってる!!


早苗の顔怖ー…