そうと決まったら明日はちゃんと自分のウチに帰ろう。 大丈夫。 明日は護身用のグッズをいっぱい買い込んで、もし万が一部屋に押し入られたりしたら、コテンパンにやっつけてやる! こんなことで負けてられない。 西崎さんに想いを伝えるまでは、死んだりなんかできない――。 「よしっ」 布団のなかで気合いを入れて目を閉じる。 ――明日に備えてちゃんと寝ておかなくちゃ!