隼人≫≫≫不器用なナイチンゲール





「…っキャアアアアっ!」



ドンガラガッシャン!!



「…熱っ…熱つつつつ! …あっ!?」



べちょっ…



「ひゃっ…!?」



バッシャーン!!



「あっ…あ゙ーっ!?」



パリーン!



「うひゃ…」



ブチッ…






「もう何もしなくていいからおとなしくしてろ!!!!!」






熱に浮かされて意識朦朧とすることも一瞬たりともさせてくれない。



安静に寝かせてもくれない。



ある意味荒療治だ。



こいつがそばにいたら万一事故って生死の境をさまよっていても、けっして三途の河を渡らせてくれないだろう。



後に残しておくのが心配で…





「……グスッ……福嶋くんごめんね……お粥つくってあげようと思ったんだけど…」



あれだけ派手にキッチンをはちゃめちゃにしておいて、結局出てきたのは“サ●ウのごはん”に焦げた目玉焼きと均等に切れてないソーセージを乗っけて、その上に梅干しをちょこんと置いたものだった。





「これはまた何とも…



色合いも淡泊で日の丸弁当並みに質素なロコモコだな…





って、ちゃうわーーー!!!!」