なんだ、こいつ。 俺と目が合ってんのに、 そらさねぇし赤くもならない。 じっとこっちを見ている。 俺のほうが、我慢ならんわ… ゆっくりと、目をそらして、前を見た。 少ししてから、ちらりとそいつの方を見ると、 そいつは何事も無かったかのように校長の方を見ていた。 「なんだ、あいつ」 俺の呟きは、この広い体育館に響く事もなく、ただ俺の心にこだました……