「なぁに言ってんの!あんたはあんたなりの役割があるでしょ? ………それに、レイアップくらい、誰かがやらせてくれるんじゃない?」 うわ…… 言わなきゃ良かった。 絶対楽しんでやがる、こいつ…… 「レギュラーならしっかりしなよ!」 ……自分だってレギュラーじゃん…… こういうと、何が返ってくるかわかったもんじゃないから、あたしは素直に頷く。 「あたし、頑張る」 「よろしい」 こんな会話をしてるうちに、練習は始まるのである……