「まさか、浅葱が明皇のスタメンなんてねー」 「見た目全然わかんなかった~」 「もしかして、高校デビュー?」 ───アハハハハ… そうだった。 忘れてた。 あの人達のやり方って、こうだった。 わざとらしく、聞こえるように、自分達は直接関わってませんと、知らんぷりするような人達。 そうやって、誰かの心をズタズタにするのが好きなんだ。 「まだ、藤沢先輩のファンの方が堂々としてていいかも。」 独り言として、ボソッと言ったつもりだった。 「よかねぇだろ」 そう、言われるまでは。