「知ってたけどな…」 ため息と一緒に吐き出した先輩の言葉に、あたしは少し悲しくなった。 「でも、今は違いますから」 「それも知ってるけどな」 ニヤリと笑って先輩は、握った手にぎゅっと力を込めた。 そのあと、ゆっくり街を歩きながら、合宿後のことを話し合った。 結論は、、、 「新人戦が終わるまでは、秘密にすること」 終わったら、絶対オープンにするからな、と先輩は宣言してたけど。 それまでは、2人ともちゃんと部活に集中できるようにしようと、納得した。