大好きな君にエールを





永松が大家族かー。なんか想像つかねぇ。


「えー、部活は休みになるが、1日たりとも自主練を休むことがないようにすること!すぐに体が鈍るからな」


キャプテンが念を押すように言う。自主練か、家にあるキャッチャーミットはまだ使えたっけな?


「それじゃあ、明日まで部活頑張るぞ!以上!」


「「「はいっ!ありがとう
ございましたっ!」」」


そして部活は終わった。


俺達1年は、後片付けをして部室へ着替えに行った。


みんな帰省について話している中、俺は黙々と着替えて、そそくさ部室を出た。


「早いな、荒嶋」


俺と同じくらいに着替え終わった永松が、表情を変えず俺を見た。