「もーあさぽん早すぎー」 声をかけてきたのは、剣道部の同輩の藍。藍は身長が高くて、剣道着がすごく似合って羨ましい。 ちなみに゙あさぽん゙とはあたしのこと。藍にはそう呼ばれいる。 「だって水分補給しなきゃ、死んじゃうしーっ」 「そりゃあそうだけど、あたしを待っててくれてもいいじゃんか、あさぽーん!」 「ごめんごめん。次からは気をつけるねっ」 あたし達は小さな約束を交わし、再び水分補給。 あたしのお腹はもう限界。