あたしまだ荒ちゃんの彼女…なんだよね?まだ一応遠距離なんだよね?…と。
そして、うん…しか言わない荒ちゃんに言った言葉は…
「じゃあ…待ってるから。荒ちゃんが少しでも…あたしを信じる心を取り戻してくれたら、あたしに電話してくれる?」
ウザいかもしれない。呆れているかもしれない。
「…いつになるかわからねーんだぞ?」
それでも、いい。あたしの心にはは荒ちゃんしかいないから。
「あたしをこんな風にさせたのは2年間…あたしに遠距離恋愛をさせた荒ちゃんだからねっ」
「…ごめん。じゃあまたな」
短い荒ちゃんの言葉を聞いて、力無く耳からケータイを放した。大塚くんが不思議そうに顔を覗いてきた。
「どうしたんですか?」
「聞きたい?…えへへ、笑っちゃうよ…」