「あっ、春貴っ」
あたしの元に飛んで来たのは、あたしの幼なじみであり、荒ちゃんの親友でもある春貴だった。
「どうしたの?春貴……」
「ほらこれ見ろよっ」
そう言って春貴が見せてくれたものは、ある新聞だった。
「ほら、ここっ!」
春貴が指差した写真には……
「あっ!」
同じユニホームを着た大勢の野球部の中に、あたしの大好きな君、荒ちゃんが写っていた。
「あ……荒ちゃんじゃん」
「そ。康也んとこの野球部、○×大会で優勝したんだってさ。まぁ、まだ康也とか1年生は出てないらしいんだけど、ほら、ココの監督のコメント読んでみろよっ」


