「おーい康也!もう少しで練習だぞ。軽くストレッチしとけよー」 「は、はいっ、ありがとうございます、シゲさんっ!」 「ストレッチしなかったら、わかってるよなー?」 「大丈夫っすよっ!」 そして、俺の返答に片手をあげた先輩であるシゲさん。 「おい康也ーシゲさんと話やがってー。超羨ましいぜ!!」 同じ野球部の野田がタックルをしながら、声をかけてきた。 「へへっ、いいだろ♪」 シゲさんとは、とっても気さくで話やすくって、部活で一番信頼できる先輩だ。 それに、シゲさんは俺の憧れの人。