ふと気がつくとあたしは暗い教室の中で眠っていた。 (あれっ。あたし…!!!そうだ優介君と…もう5時半だし・・・) 教室は暗く、廊下さえも暗くて一番奥の階段が見えなかった。 (こっ・・・こわい・・・) そのときだった。 “ゴトッ” 「!?!?」 何かが教室の中にいる。 黒く動くものが見える。 「だっ、だれ?」 その黒い人影はあたしに近づいてきた。