爆走★love boy

私は最後のお母さんの言葉を適当に流し、ろくに聞きもせずに返事をした。



やがて足音が遠ざかって行き、胸をなでおろす。



ごめんねお母さん。



今は優しくできそうにないよ。



友達相手だったら無理にでも笑うけど、お母さんは、お母さんだから八つ当たりしちゃうんだ。



ごめんね……。



そんな自分に嫌悪感を抱きながら、私は再び眠りに落ちて行ったのだった――。