爆走★love boy

ただでさえ、ヴァージンということがバレて死にかけている学校生活、こんな顔で登校なんてできっこない。



幸い、泣きすぎたおかげでかなりの鼻声になっていて、両親たちは風邪だと思い込んでくれた。



ホッとしつつ自分の部屋へ戻って、再びベッドへとダイブする。



よく眠ったにも関わらず、泣きすぎで頭が痛い。



食欲もなくて、なにかをする気力もない。



わかってた別れでも、これほど辛いんだ……。



そんな事を考えるとまた切なくなって涙が浮かんでくる。



と、その時だった。