グタッと机の上に頭をおいて脱力する。



このままじゃいけない。



昨日だってロクに眠れなかったし、ご飯も喉を通らなかった。



「亜美、なにかあった?」



脱処女失敗?



と、ナナミが小声で聞いてくる。



脱処女所の問題じゃないよ……。



雅紀君と知らない女の子が2人でいる場面を思い出して、また涙がにじんでくる。



それを見てナナミは何かを悟ったのか、よしよしと優しく頭をなでてくれた。