爆走★love boy

☆☆☆

《着信5件》



画面に表示された相手の名前はすべて雅紀君からだった。



授業中だってわかってるはずなのに5回もかけてくるなんて、どういうこと?



私は眉間にシワを寄せて携帯電話の電源を落とした。



ついこの前まで好きで好きでどうしようもなかったのに、今はなんの魅力も感じない。



雅紀君は一体何がしたいのかも、理解できない。