爆走★love boy

考えなきゃいけない出来事ばかりが募って、全然頭の中で整理できていない。



「昨日のこと?」



「それも、あるけど……」



そう言って、樹先輩を見つめる。



そうだ。



まずは樹先輩のことからちゃんとしなきゃいけないかもしれない。



「樹先輩。昨日斎藤君たちがシメられたって……」



「あぁ。


仲間が勝手にやったみたいだな。


悪いな、そのことで悩んでたのか?」



あまりにアッサリ肯定してしまう先輩に少し拍子抜けする私。