爆走★love boy

それからも生徒たちのざわめきは消えず、一生懸命話しているステージ上の先生たちの声はほとんど聞こえてこない。



「ねぇ、知ってる?」


そんな時、ナナミが私に耳打ちをしてきた。


「なにを?」


「この学校の3年に、伝説の男がいるって話」


「伝説の……?」