「わ、私は長野亜美」
不良高校であるこの学校は女子生徒の数がきわめて少ない。
その中でこんなに早く声をかけられたことに少々とまどいながらも、2人して隣同士の椅子に腰をかけた。
「今日亜美の親来てるの?」
「う、ううん」
「やっぱりぃ? あたしの親もこんな学校の入学式なんか出られないって言って来てくれなかったんだぁ」
高校の入学式でも、後ろの保護者席には数人の親の姿が見える。
まぁ、うちの場合は共働きでこれなかったってダケなんだけどね。
不良高校であるこの学校は女子生徒の数がきわめて少ない。
その中でこんなに早く声をかけられたことに少々とまどいながらも、2人して隣同士の椅子に腰をかけた。
「今日亜美の親来てるの?」
「う、ううん」
「やっぱりぃ? あたしの親もこんな学校の入学式なんか出られないって言って来てくれなかったんだぁ」
高校の入学式でも、後ろの保護者席には数人の親の姿が見える。
まぁ、うちの場合は共働きでこれなかったってダケなんだけどね。



