爆走★love boy

これを逃すと、ちょっと遠い店まで行かなきゃ売ってないんだ。


ホッと胸をなでおろし、会計を済ませて外へ出る。


走ってきたから今は少し暑いくらいで、私はゆっくり歩いて帰ることにした。


街頭がポツポツと周囲を照らし出しているから、別に怖いことはない。


明日のご飯も確保できたし、ひと安心。


そう思っていると……。


店に行くときには気づかなかった、たくさんの車が空き地に止まっているのが目に入った。