爆走★love boy

歩調は自然と速くなり、サンダルがパタパタと音をならす。


スーパーが見えてきた時には、ほとんど走っていた。


「卵どこかなぁ」


店に入ると、背中にじんわりと汗がにじんでいた。


今日は卵のセールだったらしく、売り場に付いたときには残り1つ。


私はそれに飛びつくように手を伸ばした。


危ない危ない。