爆走★love boy

お母さんがテーブルの上の茶色い財布を指差す。


まぁ、最近手伝いとかできてなかったし、朝食がないのは困る。


私は頷き、お母さんの財布をポケットに入れた。


近所のスーパーまでだから、部屋着でもかまわない。


私はサンダルをはいて外へ出た。


「うぅ……寒いかも」


家の中が温かったから油断していた。


外はまだ寒くて、思わず首をすぼめる。