爆走★love boy

☆☆☆

散々泣いたから、私はいつの間にか眠ってしまっていたらしい。


ふと目が覚めると、太陽は沈み部屋の中は暗くなっていた。


重たいまぶたをこすって体を起こし、やっとの思いで部屋着に着替えてから部屋を出る。


部屋の入り口でそのまま眠ってしまったため、体が妙に痛かった。


「あら、亜美帰ってたの?」


リビングのドアをあけると、お母さんが隣の台所で夕食の準備をしているところだった。


「うん……」