翌朝…
「ゆっきちゃーん、おはようございます!」
奈美ちゃんは部屋のドアを派手に開けて部屋に入ってきた。
「お、おはよ。奈美ちゃん」
「もう!寝起きの優稀ちゃんも可愛すぎですわ♥」
「はは……奈美ちゃん、自分の顔ちゃんと鏡で見てる?」
確実に私よりかなり可愛いよね…
ってかこの人は一日一回は私のこと可愛いといわなければ気が済まないのかな
「そのお言葉そっくりそのまま返しますわ♪では朝食にまいりましょう」
か、返されてしまった…
そんなにひどい顔なのかな…
私はちょっとブルーになりかけていたけど、朝食をみて一気に元気になった。
「すごい!ってかかわいい♪」
テーブルには動物の形のパンやスクランブルエッグなどが可愛いお皿にきれいに盛られていた。
「よろこんでいただいてうれしいですわ♪今日は私が朝食を作ってみましたの」
「え?これ全部…」
「はい」
「奈美ちゃん、料理上手なんだね!私もそれなりに作れるけどこんなには無理だよ!」
「優稀ちゃんもお料理するんですの?」
「うん、毎日彼方に作ってる」
「まぁ!彼方がうらやましい。是非私にも今度作ってくださいませんか?」
「庶民の味で良ければ…」
「そんなこと気にしませんわ」
私たちは朝食を済ませ、学校へと向かった。