驚いた顔の理恵を想像すると笑えてくる。


きっとアイツの事だから、大泣きするに違いない。


そんな事を考えながら、学校に急ぐ。



「先生、おはよ。」


振り返ると加山だった。


「おはよ。
加山、卒業おめでとう。」


「有難う。
あ、それでしょ?
理恵からのプレゼント。」


「まあな。」


「凄く似合ってるよ?」


そんな事を話しながら廊下を歩く。