結局、眠れないまま朝を迎えた。 頭の中は、ボンヤリ。 幸せな時間より、 過去が支配する。 触れたいのに、触れてはいけない人の様な? 「おはよ。」 先生が、カーテンを開ける。 「………ざます。」 ボンヤリした頭で 先生を見る。 いつもと変わらない笑顔。 でも……何処か辛そうで。