宮原君からの告白から一週間が経った。

断ったのに。


「好きな人がいる」って。


でも…。


「友達から始めよ?」


それに押し切られてしまって。


「理恵、宮ッチ来てるよ?」


お昼になって、お弁当食べようと机をくっつけた時だった。

三年の教室に、今日も押しかけてきた宮原君。


「飯塚先輩、お弁当美味そうッスね。」

持ってきたパンそっちのけで、私のお弁当を覗き込む。


母親は仕事から帰ると、いつも爆睡中だから、自分で作る。