君を想うと~triangle love~

その笑顔は。

彼がよく見せる、作り物みたいなエンジェルスマイルでもなく。

皮肉めいたデビルズスマイルでもなく。






彼の素顔に一番近い、

自然で

柔らかで。

愛の溢れる笑顔だった。





「大丈夫。
言ったでしょ?私は桐谷慎が好きだ…って。」






好きだよ、桐谷慎。

あなたが好きだよ。

どうしようもなく、あなたが好きだよ。








優しく愛しい彼の顔を引き寄せて。

彼の唇に触れるだけのキスをする。







「本当に?」

「…うん。」

「後悔しない?」

「多分…ね?」





そう言うと。

桐谷慎は呆れたような顔をして私のオデコをツンとつつく。