しゅーちゃんと別れた後。

私は涙をこらえながら電車に乗り。


理央の待つ自宅へと戻っていった。






そのまま桐谷慎の部屋へ行こうか…とも思ったけど。


なんか勇気が出なくて…行けなかった。






「ただいま~。」




玄関を開けるとビーフシチューのいい匂いが漂ってる。


どうやら理央が晩御飯の準備をしているらしい。






「理央~?なんか手伝おうか~?」






とリビングの扉を開けた瞬間。






「あっ。おかえり、高宮♪♪」








この部屋にいないはずの人物を見つけてしまって。







「うぎゃあぁぁぁぁ~!!!!!!!!!!!!」







と、私は絶叫してしまった。