「それがイヤなら、ちゃんと名前で呼びな?イ~ブちゃん♪」


「うぅっ…、イジワル…。」






可愛い。

この可愛い生き物はなんなんだろう。





「ほら。わかったら名前で呼んでよ♪」


「…シンのイジワル。」


「……。
可愛くない答えはペナルティとみなすよ?」


「え?」


「ほら。ちゃ~んとおねだりしてごらん?」








ニッと笑って。

イブの後ろに回り込んでギューッと抱きしめる。





「俺のコト、好きって言ってよ。」


「えぇっ?!」


「言わなきゃ今すぐここにキスマークつけちゃうよ?」





アイツの白くて細い首筋に唇をつけると。

イブは焦ったようにジタバタしだした。






「は~や~く~♪」






チュッチュッと首筋にキスをしながらおねだりをすると。



「し…シンが好き…っ!!!!」



と、イブは焦りながら答える。







可愛いな~。

顔なんてゆでダコみたいに真っ赤だよ、この人。







「フフッ。
好きだよ、イブ。」






誰よりも君が好き。






こっそり耳元で囁くと、イブはコクンと頷いて



「私も…大好き。
シンが大好き。」





と小さく呟いた。