暗闇の中で月明かりに照らされるイブの体。

重なる吐息。







俺はあの日の夜を忘れることは一生できないと思う。






オンナなんて飽きるほど抱いて。

オンナのツボも攻め方も全部心得てたつもりだった。




イイオンナを目の前にして。
お互いその気になった時に躊躇なんてしたことなかった。




SEXなんて快感を伴う軽いスキンシップ。

それ以上に意味なんて何もない。







そう…思ってたのに。





「イブ。」

「なあに??」

「俺…お前に触れていいのかな。」





俺なんかがお前に触れたらいけない気がする。