「意外と独占欲強いみたい、俺。」






他の女はどうだっていい。
だけどイブだけは違う。




アイツが他の男と会って。
それ以上のコトをしたらと思うと頭の中が嫉妬で沸騰しそうだ。






はー。
この俺が恋愛にハマるなんて。

しかも相手はイブ。


は~。ありえない。








は~、とため息混じりに呟くと。







「青春してるね~。シンちゃん♪」








と、晴人は俺の背中をパンッと叩く。









「じゃー、今からメールしといてね。
今日の放課後お茶しようって。」



「…了解。」










は?今日!?



とは思ったし“ふざけんな”とは思ったけど、こっそり会いに行かれるよりはマシかと思って渋々了解する。









イブに


『今日、帰りお茶しない?』




と、メールをすると





『うん。いいよ(^-^)』





とすぐに返信があった。










駅前のカフェで16時30分に待ち合わせをすることにして。

イブには友達が1人くるからと伝えておいた。







どこまでもノンキでノーテンキなアイツから






『慎ちゃんがお友だちに紹介してくれるなんて初めてだね♪

うれしい。

ちゃんとオシャレしていくから安心してね。』







なんてメールが届いて、不安になったのはいうまでもない。